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社会保険労務士とは?⑤

■人事や労務に関するコンサルティング

社会保険労務士の3号業務と呼ばれる「コンサルティング業務」について説明します。社会保険労務士は人事や労務に関する相談や指導も行います。最近では、どの会社においても人件費削減は大きなテーマとなっているので、賃金制度や退職金制度に関する相談が多くなっています。

賃金制度については、従来の年功序列型から能力主義や成果主義に移行しつつあります。「年功序列型」とは、勤務年数や年齢に応じて賃金が上がる賃金制度をいいますが、現在は「能力主義」や「成果主義」に移行している企業が増えています。

「能力主義」とは、従業員の業務遂行能力の高さに応じて賃金を決定する賃金制度をいいます。一方、「成果主義」とは、従業員の業務の成果に応じて賃金を決定する制度をいいます。その成果を計るためには目標管理を行い、目標達成度などを設定する必要があります。

いずれの賃金制度においてもメリット・デメリットがあるので、賃金制度の導入には企業の特性を考慮する必要が十分にあります。そのためのアドバイザーとして社会保険労務士に適切なアドバイスを求める事業主が増えています。

また、退職金制度については、終身雇用の崩壊や不況による退職金の積立不足などの理由から企業において見直しが図られつつあります。具体的には、一律で設定されていた退職金の額を功績に応じて反映させる仕組みに変更したり、確定拠出年金や中小企業退職金共済(外部機構)に加入したり、さまざまな対策が考えられます。退職金制度においても企業規模によって適した制度が違いますので、アドバイザーとして社会保険労務士に適切なアドバイスを求める事業主が増えています。

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